人とコンピュータの融合:電王戦タッグマッチ

電王戦とは、数年前から行われている将棋のプロ棋士とコンピュータの将棋ソフトとの対決の事です。
タイトルホルダーでは無いものの、近年では9段が敗北するほど、コンピュータ将棋は強くなっています。
対戦形式は5対5で行われるのですが、近年はコンピュータ側の勝ち越しが続いており、タイトルホルダーは出ていないものの9段が負けるなどと、コンピュータの躍進が目覚しいです。
そこで、電王戦タッグマッチとして、人とコンピュータがペアになり、トーナメントを行うという企画が行われました。
タッグマッチとは言っても、コンピュータは全ての局面で推奨の一手を示し、プロ棋士はそれを参考に、そのまま指しても、無視して自分の好きな手を指しても良いという形式でした。
コンピュータがなぜその一手を指したのかを理解できたかどうかが、勝敗の分かれ目であり、棋士によってはほぼ完全に無視して、戦局判断のみを参考にしている棋士もいれば、完全に頼り切って、何を指せば良いか分からずコンピュータの言いなりになってしまった棋士もいました。
優勝した棋士は、うまくバランスを取り、参考に出来るところは参考にし、別の場面では強気に自分の手を指すなどと正に人とコンピュータとの融合を実現した方でした。
現状では電王戦タッグマッチは一回しか行われていませんが、第2回第3回が待ち遠しいものです。